アフターピルの入手先と使用法、種類とその効果について紹介します

胸に手を当てる看護師 夜の生活
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女性の幸せを考えれば、望まない妊娠を防ぐため、緊急避妊薬(アフターピル)をドラッグストアやコンビニエンスストアで簡単に入手できるようにすべきです。しかし、日本は欧米に比べ性に対する考えが保守的な人権意識の後進国であるため、国の認可したアフターピルは医療機関で処方してもらうしか方法がありません。しかし、オンラインショップにて海外産のアフターピルを購入することは可能です。この記事では、アフターピルの購入先、値段、効果、副作用について簡単に解説します。

アフターピル(緊急避妊薬)はどこで買えるのか?

緊急避妊薬(アフターピル)は、現在のところ、日本では医療用医薬品の扱いです。そのため、厚生労働省の承認したアフターピルを入手するには婦人科など医療機関で診察を受け、処方してもらう必要があります。薬局やドラッグストアには売っていません。
だたし、海外では市販で販売されており、海外のアフターピルをオンラインショップなど通販サイトで購入することは出来ます。この場合、医療機関の処方ではないので、個人責任での購入となります。

下記は個人輸入代行の薬オンライン通販の大手オオサカ堂のサイトです。アフターピルの値段と主成分の一覧表を見ることが出来ます。

アフターピルの種類

  • 主成分:レボノルゲストレル(Levonorgestrel)
    商品名「ノルレボ」およびそのジェネリック薬の主成分。「ノルレボ」は日本で認可され医療機関にて処方される緊急避妊薬です。
  • 主成分:ウリプリスタル酢酸エステル(Ulipristal acetate)
    商品名「Ella」「Ella one」およびそのジェネリック薬の主成分。日本では「Ella」「Ella one」は緊急避妊薬として認可されていないが、米国、EU、イスラエルでは承認されており、海外ではこちらの方が主流となっている。

アフターピルの値段

日本の厚生労働省にて認可された緊急避妊薬-商品名「ノルレボ」は保険適用外の医療品となっています。クリニックにより値段は変わります。6,000円~20,000円が相場と言われて言います。

一方で、海外医薬品のオンライン通販ショップ(個人輸入代行サイト)では、国内より安価になります。ノルレボやElla、そのジェネリック薬など多数の種類があり、約1,500円~4,500円で販売されています。

海外通販は日本の厚生労働省にて未だ認可がされていない薬も販売しています。医療機関からの処方でもないので、購入と使用は個人責任となります。また、通販サイトによっては品質の悪いクスリを販売しているサイトも報告されていますので、レビューを参考にして、自己責任にて充分注意したうえで購入を検討してください。

アフターピル=緊急避妊薬とは何か?

緊急避妊薬はアフターピル(またはモーニングアフターピル)とも呼ばれます。性行為の事前に服用する避妊薬ではなく、性行為の後に飲む避妊薬がアフターピルです。性行為の後でも避妊効果を得ることができるクスリです。

そのメカニズムですが、排卵を抑制、遅らせる作用により、妊娠を防ぐ効果が期待できる経口薬です。

アフターピルは性交渉後に服用する薬です。緊急避妊薬という名前の通り、事後による緊急的な場合での避妊法です。本来は性行為前にコンドームや経口避妊薬などで避妊をしておくべきです。しかし、コンドームが破れてしまった、男性が約束を守ってくれない、または性暴力の被害にあった場合に妊娠阻止を目的とした経口薬です。万が一の場合に備えて所持したいと考える女性もいます。

避妊をせずに性交渉を行ってしまい、不安になった経験をした女性は多いと思います。自分の身を守るために、女性には必ず知っておいたほうがよい薬です。

アフターピルの使用の仕方

アフターピルには効果の有効な時間が限られています。性行為後の72時間(3日)以内に服用することが推奨されており、早めに服用することで妊娠を防ぐことに役立ちます。性交後から可能なかぎり早く服用することが勧められており、早ければ早いほど効果は高まります。

一度服用したからと言って、避妊効果の長続きはしません。ですので、避妊の成功が確認できるまでは性行為をしない、または事前の避妊方法を利用した性行為を行う必要があります。

妊娠阻止率

さまざまなデータがあり一概には言えませんが、平均して約84%のようです。性行為後に早めに服用したほうが妊娠阻止率は高く、24時間以内:90%以上、48時間以内:80%以上、72時間以内:55%~60%というデータもあります。72 時間を超えて服用した場合は阻止率はさらに下がると言われています。繰り返しになりますが、性交から可能なかぎり早く服用することが効果的です。

アフターピルの副作用

頭痛、傾眠、悪心、けん怠感、消退出血、不正子宮出血などの症状が現れた例が報告されています。特に有名なのは服用後の消退出血です。

消退出血は避妊できた可能性が高いことを表すサインとなっています。ですが、出血は妊娠時に起こる着床出血の可能性もあり、素人が見分けるのは困難です。ですので、妊娠検査キットなどで検査をすることが推奨されています。

まとめ

  • アフターピルの入手先
    厚生労働省の認可薬は医療機関の処方のみ。未認可の海外の薬はオンラインショップにて購入可。
  • アフターピルの種類主成分
    主成分レボノルゲストレルの薬と主成分ウリプリスタル酢酸エステルの薬の2種類。
  • アフターピルの値段
    医療機関での処方:約6,000円~20,000円(保険適用外)。オンラインショップ約1,500円~4,500円
  • アフターピル(緊急避妊薬)とは?
    性行為の事前に服用する避妊薬ではなく、性行為の後に飲む避妊薬。
  • アフターピルの使用の仕方
    性行為後の72時間以内の服用が推奨。早ければ早いほど妊娠阻止の効果が高まる。
  • 妊娠阻止率
    一概には言えない。約84%というデータあり。その他、24時間以内:90%以上、48時間以内:80%以上、72時間以内:55%~60%。72 時間を超えて服用した場合の阻止率はさらに下がる。
  • アフターピルの副作用
    頭痛、傾眠、悪心、けん怠感、消退出血、不正子宮出血など
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